「Nape」基本の使いかた

「Nape」基本の使いかた

トラックボールつき自作キーボード「Nape(ネイプ)」の基本的な使い方を解説します。

このページでは作者が提供するデフォルトファームウェアを使用することを前提としています。自分でカスタマイズしたファームウェアを作りたい場合はカスタムファームウェア作成ガイドをご覧ください。

起動時

起動時にLEDが2回光ります。1回目がバッテリー残量、2回目がBluetooth接続状態を示します。

LEDの色 意味
緑🟢 バッテリー80%以上
黄🟡 バッテリー20%〜80%
赤🔴 バッテリー20%以下
LEDの色 意味
青🔵 Bluetooth接続済み
黄🟡 Bluetooth接続可能
赤🔴 Bluetooth切断済み

基本のキーマップ

デフォルトファームウェアでは、各キーの役割は以下のようになっています。

キー 短押し 押しっぱなし
Key1 マウスボタン3(中クリック) スクロール
Key2 マウスボタン2(右クリック) なし
Key3 マウスボタン1(左クリック) なし
Btn1 なし Bluetoothプロファイル切替えレイヤー
Btn2 なし Bluetoothプロファイル削除レイヤー
Btn3 なし 向き切替えレイヤー

Bluetooth接続

Napeは最大5台のデバイスとペアリングできます。操作方法は以下の通り。

操作 機能
Btn1を押しながらKey1〜3、Btn2〜3を押す プロファイル1〜5に切り替え
Btn2を押しながらBtn1を押す 現在のプロファイルを削除
Btn2を押しながらBtn3を押す 全てのプロファイルを削除

向きの変更

Napeは8方向に向きを変えて使用できます。裏面ボタンを使ったレイヤー移動でファームウェアを書きかえることなく向きを変更可能です。

レイヤーの仕様

レイヤー番号 役割
0 向き0°(USBポートが下にある状態)
1 向き45°(以下時計回り)
2 向き90°
3 向き135°
4 向き180°
5 向き225°
6 向き270°
7 向き315°
8 Bluetoothプロファイル切替え
9 Bluetoothプロファイル削除
10 スクロール
11 向き切替えレイヤー

デフォルトファームウェアでは、起動時は向き225°(レイヤー5)です。裏面のBtn3を押している間はレイヤー11(向き切替えレイヤー)になります。以下の操作で向きが切り替わります。

操作 機能
Btn3を押しながらKey1 向き90°(レイヤー2)へ移動
Btn3を押しながらKey2 向き180°(レイヤー4)へ移動
Btn3を押しながらKey3 向き270°(レイヤー6)へ移動
Btn3を押しながらBtn1 向き0°(レイヤー0)へ移動
Btn3を押しながらBtn2 向き225°(レイヤー5)へ移動
💡
レイヤーが変わると、LEDがレイヤー番号と同じ回数だけ白く点滅します

各向きのおすすめの使い方

225°

90°

180°

270°

スクロール

Key1を押している間、またはKey2とKey3を同時押ししている間はレイヤー10(スクロールレイヤー)に切り替わります。スクロールレイヤーではトラックボールの動きが上下左右のスクロールとして動作します。スクロールレイヤーのキーマップは以下の通りです。

キー 動作
Key1 マウスボタン3(中クリック)
Key2 マウスボタン4(戻る)
Key3 マウスボタン5(進む)