mioひかり+IPoEオプションでDL速度500Mbps超えたのに月額は1000円も安くなった
家のインターネットをOCN光 with フレッツからIIJの光コラボレーション商品であるmioひかりに乗り換えました。通信速度が爆発的に速くなったのに月額は1000円安くなるという素敵な事態になったので、もっと早くやっておけば良かったと後悔しています。
光回線のインターネットが遅い問題
光コラボレーションとは従来NTT東日本などが販売する光回線をISPがインターネットサービスとセットで販売することにより、ユーザに安く提供できるようになるというものです。しかし安さを全面にアピールして各社が売りまくった結果、光回線のユーザが増え地域とISPによっては設備拡張が間に合わない事態となり、「光コラボ=遅い」のようなイメージが浸透してしまいました(正確には光コラボだけが遅いわけではない)。なぜこんなことになっているかはIIJの技術ブログがとてもわかりやすいのでご覧ください。
IPoE+DSLiteで回避できる
上記のIIJの記事にも書いてありますが、一部のISPで提供している「IPoE接続オプション」のサービスとDSLiteという技術を使えば、この問題を解決できます。
僕は近々ソフトバンクで割賦購入したiPhoneやiPadの本体代金が払い終わるのに合わせて、SIMをIIJにしようと考えていました。同じくIIJで提供している光コラボ商品「mioひかり」を使うと月額600円割引になるとのことで、いっそのこと光も乗り換えてしまおうと思ったわけです。mioひかりも例に漏れず「遅い」という評価が多かったので、最初からIPoE+DSLite接続を導入することにしました。
DSLite対応のルータが必要
mioひかりの場合IPoE+DSLite環境を実現するためには、ざっくり下記が必要です。
- IPoEオプションを契約する(月+800円)
- DSLite対応のルータを調達
- ルータにIPoE+DSLite接続の設定を施す
2のDSLite対応ルータにはUNIVERGE IX2105を選択しました。NECの業務用ルータのシリーズで、新品でまともに買うと8万円くらいします。しかし業務用ということで中古品でもまだまだ使えるものもあり、数も多く出回っているのでヤフオクなどで買うのがいいでしょう。僕はたまたま未使用で15000円のものを見つけてゲットしました。
IX2105の設定
正直言って初めて業務用ルータを触る方には設定はかなりハードルが高いです。僕も仕事で初めて触った時は泣きそうになりました。コンソールからコマンドによる設定になるので、自信のない方はバッファローなどのDSLite対応の機種を検討してください。頑張って設定してみたい方には下記のサイトなどが参考になるかもしれません。
USBシリアル変換ケーブルが必要になります↓
肝心のIPoE+DSLiteの設定はUNIVERGEの公式ドキュメントに載っているコンフィグがそのまんま使えます。mioひかりの場合、STEP3のAFTRの部分は「gw.transix.jp」を記述すればいいです。
スピードテスト!!
速度を測ってみます。OCN光withフレッツの時は日中の速い時でも下り120Mbps前後でした。
下り500Mbps!!
みんなも早くやったほうがいい
月額を安くするのが目的だったのに、通信速度がめちゃめちゃ速くなりました。速すぎてYouTubeしか捗りません。
インターネットの月額費用は下記のようになりました。
基本3960円 + IPoEオプション800円 = 4160円(税抜)
今のところいい事しかないように感じるので、導入をオススメします。