iCloud依存やめたい。TerraMaster D5 Thunderbolt3ストレージにすべてを保存する

TerraMaster D5 Thunderbolt 3

iCloudに写真を保存していますが、一番上の2TBのプランでも空き容量が少なくなってきました。あまりに古い写真は外付けHDDに保存していたのですが、そのHDDの数もどんどん増えて管理ができなくなっちゃたんです。

そこでメインの写真保管先としてThunderbolt 3接続の大容量ストレージを導入することに。

iCloudの「ストレージを最適化」に依存していた

空き容量の問題のほかに「iCloudにしか存在しない写真がたくさんある」問題がありました。

iPhoneやiPad、Macでは「ストレージの最適化」というiCloudのオプションが使えます。この機能はデバイスのストレージを節約するためのもので、ローカルの空き容量に応じて不要な写真をデバイスから削除してくれます。オリジナル画質の写真はiCloudだけに残すようになっていて、必要なときだけデバイスに再度ダウンロードされます。

僕はこの機能に甘えて、iPadは256GB、Macは500GBとiCloudよりも少ないストレージのものを買ってきました。

そもそも自分の写真をすべて保存できる容量のiPhoneやMacを常に買い続けることは不可能なので、「ストレージの最適化」は理にかなったすばらしい機能です。ただしそれは、iCloudの容量が無限にあればの話です。

iCloudの容量が尽きた瞬間「これ以上iCloudに保存できないし、ローカルも空き容量ない。iCloudからどこかに移管するにも、まず2TBを一旦ダウンロードするためのストレージ買わな…」という辛い状況になります。2TBのプラン上限が変わらない限り、iCloudだけにデータ管理を任せることはできないんです。任せたいのに…信仰心示したかったのに…。

Thunderbolt 3ストレージにすべてをダウンロードする

そこで大容量のストレージを導入しました。「TerraMaster D5」というThunderbolt 3ストレージです。ここにMacの写真アプリのライブラリを移して「ストレージの最適化」をオフにすることで、すべての写真をiCloudからダウンロードすることができました。

ストレージの詳細は以下の通りです。

  • 4TB HDD 5本 (ウェスタンデジタルのもの)
  • RAID 5、保存できる容量は16TB
  • 読み書き速度 約400MB/s前後
  • 総額10万円強

NASは1GbpsのLAN環境だとここまで速度が出なさそうだったし、iMacだけで使えばいいのでThunderbolt 3接続がベストと判断。

そこそこの速度が出るので、このストレージに写真ライブラリを置いたまま写真アプリを動かしても特に問題なく操作することができました。iMac内蔵ストレージに比べるともっさりはしますが。

iCloudの容量が尽きたら、どうしよ

ひとまずiCloudの2TBが尽きるまでは、iCloudを使い続けます。

  • iPhone、iPadは「ストレージの最適化」オン
  • iMacは「ストレージの最適化」オフ(写真ライブラリはTerraMasterにある)

iPhoneで撮った写真やiPadにデジカメから取り込んだ写真はiCloud経由で自宅のiMac(TerraMaster)に同期され、オリジナル画像やRAWは必ずTerraMaster上に残すことができます。iCloudで同期されているので、すべての写真をすべてのデバイスから見ることができます。

もしiCloudの容量がなくなったら、iCloudでの同期は諦めなければなりません。外で撮った写真はいったんiPadやiPhoneに入れておき、家に帰ったらケーブルやWiFiでMacの写真ライブラリと同期する運用になりそうです。iMac上ではすべての写真を見ることができますが、iPhoneやiPadではそれぞれのローカルに残っている写真しか見られません

iPhoneやiPadでもすべての写真を見るために、同期用の別のクラウドを導入する必要があります。その辺はまた次の記事にします。