ノイキャンだけじゃない。WF-1000XM3の「デバイス接続の切替えかた」がスマート
ただしAirPodsがすでにやってた。
WF-1000XM3はソニーのノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンです。ノイキャン付きの完全ワイヤレスってまだ選択肢が少なくて、その中でもこのイヤホンは音質も接続性もデザインもハイクオリティということで大変な人気です。いまだに品薄状態が続いているとか。
僕も毎日愛用していますがこのイヤホン、あまり話題にならないけど愛すべき特徴があるんです。それは「デバイス接続の切替えかた」。
使いたい端末のBluetoothメニューから選ぶだけで接続
Bluetoothイヤホンはスマホやタブレット、パソコンなどいろんなデバイスとペアリングして再生できます。一度ペアリングしたことのあるデバイスはイヤホン自身が記憶していて、毎回再ペアリングする必要はないです。イヤホンの電源を入れると、最後に使った端末と自動接続するのが一般的。
で、たとえばiPhoneからiPadにイヤホンの接続を切り替える場合、ふつうこういう操作↓が必要です。
「iPhoneのBluetoothメニューから接続解除 → iPadのBluetoothメニューからイヤホンを選択して接続」
ところが、WF-1000XM3はこれだけ↓で接続可能です。
「iPhoneで接続中にiPadのBluetoothメニューからイヤホンを選択して接続」
つまり、切り替え元のデバイスで解除操作がいらないんです。これってAirPodsなどのW1・H1チップ搭載イヤホンと似た操作です。(AirPodsの場合はBluetoothメニューにいかなくてもコントロールセンターの再生メニューから切り替えられるのでさらに便利)
たとえば6台でもとっかえひっかえ切替えられる
WF-1000XM3が自分がペアリングしたことのあるデバイスを覚えられる限界は8台。8台もデバイス持ってないのですが、6台かき集めてスムーズに切替えられるかやってみました。6台すべてペアリングした状態でスタート。
iPhoneにつながった状態からPixel 3a(借り物)へ。 この時の操作はPixel 3aのBluetoothメニューから「WF-1000XM3」を選択するだけです。 イヤホンは耳につけたままでOK。
「Bluetooth, disconnected.(Bluetooth接続が解除されました)」の後にすぐ、 「Bluetooth, connected.(Bluetooth接続しました)」とアナウンスが。これでPixel 3aにつながりました。スムーズ。
Pixel 3aから会社のスマホへ。 会社のスマホからiPad Proへ。 iPad ProからApple Watchへ。 Apple WatchからiMacへ。
ぜんぶうまくいきました。たぶん8台でもうまくいくのでしょう。
選ぶなら見落としちゃいけない超重要スペック
完全ワイヤレスイヤホンって、音質よけりゃパーフェクト。なものじゃなくて、接続の安定とか装着感とか、日々身につけて使うための細かい気配りが必要だったりします。スマホのほかにパソコンでも音楽聴きたい、みたいなニーズはまったく贅沢な話じゃないのに、接続を切り替えるために両方の端末で操作しなきゃいけないのは大変です。その点WF-1000XM3はよく考えられていますね。
なかなかAmazonなどで吟味していても説明されていない機能なので、完全ワイヤレスを選ぶときは家電量販店の試聴コーナーで切り替えを試しましょう。僕が知ってる限りではAirPodsとBeats、そしてこのWF-1000XM3以外見たことないのですが…たぶん他にもあると信じたい。