Homebridge + IRKitを使えばHey, Siriでテレビがつく(動画あり)

IRKitはLEDがでっかい

俺のスマートアパートメントな日曜日

IRKitというWiFi付き学習リモコンを購入しました。APIなどが充実していて、その手の人たちの中では定番の赤外線IoTガジェットのようです。苦労しつつ、Hey, Siriで家電が動かせるようになりました。


AirMac Time Capsuleとの相性が悪い


世の中には2.4GhzのWiFiと5GhzのWiFiがあります。IRKitは2.4Ghzにしか対応してません(IoTガジェットは2.4Ghzのみのものが多いみたいです)。僕の部屋で使っているAirMac Time Capsuleは2.4Ghz・5Ghzどちらも対応しているので、当然IRKitを接続できるものだと思っていました。しかし、何度試しても繋がってくれません。おそらく5Ghzの方に繋ごうとして失敗しているようです。AirMacを2.4Ghzのみに制限する方法はないものかと調査しましたが、結局わからず。ただ、同じAirMacを使って接続できなかった同志を見かけただけでした。。

ポータブルWiFiアダプタを導入することでやっと使えた

そこでELECOMのWRH-300BK3-Sという製品を買ってきました。これはホテルなどの有線LANを使ってWiFiを飛ばす、旅行・出張ツールなのですが、これを常時稼働させてIRKit専用APにしようというものです。

小さくて良いけど、結構発熱する。

WRH-300は2.4Ghzにしか対応していないため、IRKitもすんなり設定完了。まずは純正アプリでテレビと照明を操作できるようになりました。やったー!

Apple HomeKitでIRKitを使うには

IRKitはHomeKitに対応していません。そこで、Homebridgeというnode.js製のツールと、IRKit用のHomebridgeプラグインを使用します。この辺りは下記の記事を参考にしました。

senyoltw/homebridge-irkit

Homebridgeはローカルネットワーク内のサーバで動作する必要があり、Raspberry Piで稼働させる人がほとんどのようです。僕は今のところメインのMacBook Proで動かしていますが、Raspiもポチりました。

Siriでテレビと照明をつけてみる

iOS10が出てから持て余していた「ホーム」アプリですが、やっと日の目を見ました。Homebridgeのconfigがちゃんとできていれば、下のように自分のデバイスが表示されます。背景は変えられないの?


そして!Siriに点けてもらうこともできました!腕毛!

Apple TVがあれば、外出先からも使用可能!

同じiCloudアカウントでApple TVにログインすることで、インターネット越しにHomeKitを操作することができます。


またホームアプリの「オートメーション」機能も有効にすることができます。位置情報や時間、HomeKit対応製品の操作などをトリガーにして、自動的に家電などを起動させることができるみたいですね。「自宅に近づいたら、エアコンと照明をつける」みたいなことができるわけですね!



次はDashボタンで何かしたい。