最高にフェチな「軒先写真」のはなし
軒先を撮るのが好きです。居酒屋の入り口、他人の家の玄関。なにが魅力的なのか、他人には理解されないかもしれません。僕自身もはっきりわかっていません。細かいことは置いておいて、あらためて今まで撮った軒先の写真を振り返ってみようと思います。
軒先には人々の日常が詰まっている
ホルモン居酒屋を正面から撮った写真。蛍光灯が切れた看板やヨレヨレの提灯が写っています。古いお店なのは一目瞭然ですが、1階も2階も中から暖かい光が漏れていて、繁盛しているのがわかります。
町の電気屋さんの写真。壊れた冷蔵庫やテレビがひしめき合っています。お客さんから引き取った家電の処理が追いつかないのでしょうか。古い家電が好きで捨てられないのかもしれません。気持ちはわかります。
これもまた古いラーメン屋。一見潰れた店のように見えますが、営業日を知らせる張り紙や、配達に使う自転車が置いてあります。シャッターが半開きで、建て付けも歪んでいますが、このギリギリな感じが僕には魅力的。丸い取手がいいんだよなぁ。
止まった日常もまた魅力的
住んでいない、営業していない、廃墟のような場所の軒先も好きです。夏には草が生い茂って独特の雰囲気。
この写真の折り畳み自転車のように、たまに少し新しいものが写り込むのもおもしろいです。
エアコンの室外機に釘付けになる
こういう写真を撮っていると、エアコンの室外機が写っていることが多いです。どんなに古い建物でも、今ではエアコンが付いていないところはほとんどないでしょう。
いかにも日本っぽい建物に、ミスマッチな工業製品がくっついている画がたまらなく好き。
むしろエアコンの室外機自体が好きになってきて、そのものを狙って撮ることも多いです。
なかなか伝わらないけど、好きなものは好き。
軒先写真、良くないですか?あまり他人に理解されない、ちょっとフェチな被写体ですが、好きなものは好きなので思い切って記事にしてみました。
魅力的に感じた方はぜひ撮りに出かけてみてください。都会でも田舎でも撮れる風景だし、真正面から標準レンズで撮影すればいいので難しくありません。
カッコいい室外機が写り込んでいる写真があれば僕にも見せてほしいです。
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