細かすぎて伝わらない WWDC 2017

これはiPad mini 4

WWDC 2017、去年に増して内容が盛りだくさんで、見ごたえがありました。まだ見ていない人はこちらからどうぞ↓

WWDC 2017

ハードウェアや主要なOSのアップデートについては色々なニュースサイトで紹介されていますので、今回は僕が個人的に印象に残った細かいアップデートをピックアップしてみました。

macOS High SierraのPhotos

iPhotoからPhotosにリニューアルした際に消えた写真編集機能が一式戻ってくるようです。Creative Cloudのフォトグラファープランは解約することになりそうです。

レベル補正やトーンカーブが使えそう

iMac 21.5inch 4KにGPU搭載

これまで、4K iMacには内臓GPUしか搭載されていませんでしたが、今回のアップデートでRadeon Pro 555というGPUが搭載されました。ビデオ編集などの用途でiMacが欲しかった人には良い選択肢が増えた形となりました。

しかも思ったより安い。

Metal 2 と Thunderbolt 3で外付けGPUをサポート

RazerなどのゲーミングPC業界ではスタンダードになりつつある外部GPUボックスですが、Metal 2によりMacでも対応製品が出てきそうです。ハイスペックを要する、ビデオ編集の用途には最適ですね。外ではMacBook Pro単体、家ではGPUボックスを繋いでがっつり作業、のような使い方ができます。

全部でいくらするんですかこれ

H.265 (HEVC) と HEIF

これについてはよくわかってないですが、4K時代に合わせて圧縮率の高い新しいコーデックが出たようです。


Depth API

ポートレイトモードで撮った写真の深度情報をサードパーティアプリから使えるようになるみたいです。SNOWみたいな業界で使われそう。SNOW使ったことないけど。

単一ページになったControl Centerと3D Touch活用

音楽コントロール、Homeなどを合わせると3ページにも及んでいたControl Centerですが、ついに単一ページにまとめられるようです。3D Touchによってより繊細なコントロールができるようになった様子。Homeですでに使われているUIに近い感じ。



Live Photoの進化、特に長時間露光

Live Photoに新たな編集機能が搭載されました。

  • キー写真の選択
  • Loop
  • Bounce
  • Long Exposure

など。特にLong Exposureはびっくりしました。川の流れを滑らかに撮影するあの表現が、三脚なしでiPhoneで撮れるとは。ライトストリークなどの表現にも使えそうです。



iOS11のiPad向け機能ヤバい

本当にこれに尽きる。AppleがiPadをみんなのメインコンピュータにしようとする流れはなんとなくみんな感じていたけど、個人的には「うぁーこの人たち本当にやってるよ…」という印象でした。いよいよ本気出してきた感じです。特にファイルの複数選択とかは、まるでマイノリティリポートでしたね。


とりあえず、まだ何も買わない

昨日散々7.9インチについて語ったのに、iPad 10.5インチに激しく揺さぶられました。が、すぐには買わなそうです。秋のiPhone 8も控えているので、様子を見たいと思います。