iPad Proって何に使うの?いま本当に使っているアプリはこれだ
iPad買ったけど、なにをしたらいいかわからない?
秋も深まり、新型iPad Proもついに発売された今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。僕は11インチを買いました。届くのはもう少し先ですが…
そんなiPad Pro。絵を書いたり音楽をやったり、いろんな使い方があります。ちなみに僕はほとんど写真管理+ブログマシンとして使っているのが現状。現在もっともヘビーに使っている「スタメン」アプリを挙げていきますよ。
新型iPad Proでも使いたい鉄板アプリたち
よく「iPad Proだけで仕事はできるのか」なんて話題を耳にします。今のところはもちろんMacやPCで作業したほうが効率がいいことのほうが圧倒的に多いですが、そのうちiPadでやったほうが手軽だ、なんて作業も増えていくはず。ここではブラウザやメールなどの基本的なアプリの使い勝手をMacと比較してみます。
Safari
まずはド定番のブラウザ。iPadでのもほとんどの時間はこれを使っています。ブラウジングのほかにWordPressで記事を公開する作業もSafariで。WordPress向けのクライアントアプリもあるみたいですが、iPad ProのSafariはほとんどMacと変わらず作業できるので困ったことはありません。特にCmd + TやCmd + Wなど、基本的なキーボードショートカットにも対応しているのがうれしい。ただ、Webアプリの実装によってはCmd + Zなどのショートカットが効かなかったりすることもあるようです。こればっかりは自分がよく使うWebサービスを店頭などで試して検討するしかなさそう。
メモ
メモはタイピングも手書きもApple純正メモアプリを使っています。MacやiPhoneとの同期もバッチリで、シンプルな使い心地と軽快な検索がたまりません。特にMacと大きく違うところはなく、ちょっとした会議ならiPad Proだけで済んでしまいます。
Outlook
Outlookといえばレガシーなメールアプリのイメージがありますが、iOS版はとてもモダンでスマート。複数アカウント対応で重要なメールを自動判別。通知の設定もスレッドごとに細かく行なうことができます。Apple Watchの対応も手厚いため、iPhone・iPadは統一してOutlookを愛用していますよ。
AppStoreでMicrosoft Outlookをインストール
ファイル
iOS11から使えるようになったApple純正のファイルブラウザ。僕はiCloud Driveをメインのクラウドストレージに使っていますが、当然ながらファイルアプリとの親和性は高いです。ストレージの空き状況に応じてローカルに保持するファイルとクラウドだけに置くファイルを自動的に選定・調整してくれるのがうれしいところ。Macで作業したファイルが同期されて、iPad Proからアクセスすることができます。iPad ProのファイルアプリはUSBメモリなどの外付けストレージが使えないので、MacのFinderと同じように使えるとは言えません。ファイルサーバへの接続などもできないので、別途アプリを用意する必要があります。とはいえ、Google DriveやDropboxなどの主要クラウドサービスには対応しているので、そこまで不便ではないです。
写真の母艦としてのiPad Pro
「iPadのほうが効率がいい作業」のひとつに写真編集があります。プロではなくアマチュア用途であることが前提ですが、僕の場合はiPad Proで十分事足りています。というか、僕のMacが2015年のMacBook Proなこともあり、iPad Proのほうが編集するときの動作が軽快なんですよね。
写真
仕事の写真もブログの写真もプライベートの写真も全部ここに集約してしまっています。こちらもストレージの最適化をやってくれるので、iPad Proの容量はあまり意識しなくて大丈夫。256GBモデルくらいが僕にはちょうどいいです。Lightning – SDカード アダプタでカメラのSDカードから写真を取り込んでいます。
VSCO
フィルタが最高にエモいVSCOは写真編集アプリ。チャラついた写真加工アプリとは一味違って、RAW現像やプリセット管理機能が豊富です。99 %の写真はこれで編集しています。写真アプリのシェアシートから写真をVSCOに取り込み、JPEG画像を編集。その写真をまたカメラロールに保存するという流れです。このフローだと、VSCOと写真アプリに同じ画像が重複して残ってしまうのが悩み。今のところVSCO側の写真を定期的に手で消しています。
Lightroom CC
おなじみAdobeの写真現像アプリ。僕は基本RAWの編集をすることはないのですが、どうしても必要になったときにLightroomが活躍します。Fujifilmのフィルムシミュレーションも適用できますし、機能はモバイル版とはいえ充実している印象。Lightroomで調整→VSCOに取り込んでいつもの処理→カメラロールに書き出し、という流れで使っています。
AppStoreでAdobe Lightroom CCをインストール
ブログマシンとしてのiPad Pro
「iPad Proで仕事ができるか」という一例として、Webライティングはどうなのでしょうか。僕はこのブログのほとんどの記事をiPad Proで書いています。ただし、iPad Proでブログを書けるようにするまではけっこう工夫が必要でした。詳しくはそのうち別記事にしたいと思いますが、書くのに使っているアプリをご紹介しておきます。
MWeb
マークダウンエディタです。マークダウンはHTMLをもっとカンタンにしたマークアップ言語で、WordPressもプラグインを入れるとマークダウンで書けます。ここで書いたマークダウンの原稿を、WordPressの投稿画面にコピペするだけ。
いろいろ試した結果MWebが僕の使い方にいちばんあってました。詳しくは以下の記事に書いています。
AppStoreでMWeb – Powerful Markdown Appをインストール
ショートカット
iPad Proでパソコンと同じ、もしくはそれ以上の作業効率を生み出すかもしれないキラーアプリ。iOS上の特定の操作をボタン一つで自動化することができます。僕はこれで写真のリサイズ・圧縮・結合などをやってますよ。よくやる作業をショートカット化しておくと、めんどくさい作業がウソのように楽しくなります。ただ、ショートカットを作る過程がかなり大変です。
Coda
コードエディタ兼アップローダ。Amazon S3にブログ画像をアップロードするのに使用しています。ファイルをアップした後に公開URLが自動コピーされるのが最高なんです。公開URLは記事にそのまま貼りつけて使うことができますし、LINEやSlackなどのメッセージに貼り付けて相手に画像を見せることも可能ですね。
Prompt
こちらもTransmitのPanic社のアプリ。サーバへSSHという方式でログインするために使います。ちょっとしたサーバのメンテナンスに重宝しますよ。
ソファで楽しむiPad Pro
本や動画鑑賞など、コンテンツビューアとしてのiPad Proはどうでしょうか。結論からいうと「でかすぎる」と僕は思います。ベッドやソファで見るには重くて持っていられないし、電車で使っているとほかの人から丸見えだし。だから僕はiPadでがっつり映画をみたりすることはありません。ただひとつ、「ピクチャインピクチャ」はよく使っています。なにか作業をしながら、画面の端の小さいウィンドウで動画を垂れ流す。そんな使い方が僕にはあっています。コンテンツ系アプリのなかで、僕がよく使うものをご紹介します。
Kindle
言わずとしれた電子書籍リーダー。画面の大きいiPadではKindle Unlimitedで雑誌をメインに読むことが多くなりました。小説やビジネス書などの読み物系はiPhone XS Maxでも十分快適に読めるので、コンテンツに応じて使い分けるようにしています。
Netflix、Amazon Prime Video
ふだんはApple TVで観るのですが、長距離の移動のときは重宝します。ただ、新幹線などで使うととなりの人に丸見えになってしまうのが盲点でした。やっぱり交通機関ではスマホでみたほうがいいのかも。ただこの2つのアプリはピクチャインピクチャに対応しているので、何か作業をしながらBGMてきにコンテンツを消化するのは快適ですよ。
AppStoreでAmazon プライム・ビデオをインストール
YouTube
もはや現代のテレビみたいなもん。SplitViewで小さく表示して動画を見ながらほかの作業をします。長年の不満ですが、ピクチャインピクチャ機能が使えないのがホントに不便。
ほかにもあるけど、これがスタメン
もちろんこの他にもアプリはたくさんインストールしていますが、日常的に使うものはこれくらいです。見ての通り、Apple Pencilの出番がほとんどありません。たまに図を描いて考えを整理したりすることはあるのですが、僕はSmart Keyboardとの組み合わせでiPad Proを活用することが多いですね。
僕の使いかたはiPad Proの可能性のうち20%くらいしか使っていないかもしれません。まだまだ色んなことができるiPad、長く使っていきたいですね。