iOS11を目前にNotabilityと純正メモが悩ましい、iPad Proでの手書きメモ環境
iPad Pro 10.5インチが届いてから2週間強。iPad Proの威力に圧倒され続けている僕です。今のところ最も多い用途は、手書きのメモ。今までロディアのノートを持ち歩いていましたが、ついに必要なくなりました。仕事でもプライベートでもゴリゴリ使っています。そして今、手書きノートアプリの選定に非常に悩んでいます。
関連記事↓
純正メモの前に立ちはだかる、Notabilityという巨人
定番手書きノートアプリの一つに、Notabilityがあります。競合としてGoodNoteなどがありますが、レビューが多いのはNotabilityの印象です。特に、海外YouTuberなどに紹介されている率が高く、もっと言えば海外の美人女子大生が自分なりの使い方をレビューしている動画がめっちゃ多い!
僕はできれば純正メモをメモアプリのメインにしたい気持ちがあります。理由はiOS11から採用される、インスタンスメモ。電話のメモを取りたいときなど、片手ですぐにメモを取るには最速の手段になるのではないでしょうか。また、スクリーンショットを撮影してシームレスに注釈がつけられるのも嬉しい。iOS11から検索機能も強化されるようで、日本語手書き文字の認識も将来的に期待できそうです。
しかし、Notabilityを使ってみると、あまりの快適さに僕の中では純正メモの魅力が霞んできてしまいました。
Notabilityの強み
テキスト、手書き、画像のレイアウトが自由
Notabilityでは手書きメモはもちろん、キーボードからのテキスト入力や画像の挿入ができます。これらのオブジェクトの配置は自由自在で、テキストを入力したすぐ隣に手書きや画像を配置することができます。純正メモでは手書きオブジェクトはインラインで挿入され、残念ながらテキストに回り込んで配置することができません。iOS11でもそれは変わりなさそう…
音声録音とライブプレビュー
会議中の音声を録音できるのも大きな強み。録音した音声の再生に同期して手書きやテキストの入力の経緯が再生されていきます。正直あまり使わないですが、カッコいいのでドヤリング用の機能ですね。これもまだ純正メモにはありません。
ノートの拡大縮小
ピンチインピンチアウトでノートを拡大して書き込むことができるので、細かい注釈をつけたりするのに便利です。iOS10の純正メモでは実はこれができません。
PDFの挿入とPDFへの書き込み
これはよく使う。打合せのハンドアウトなどをAirDropでiPadに投げ込むと、直接Notabilityで開くことができます。Notabilityのノートにはページの概念があるのですが、PDFを挿入するとPDFのページ毎にノートのページとしてそのまま追加され、直接文字を書き込むこともできます。純正メモでは残念ながらPDFを挿入することができません。
速記性
メモを取る上で「すぐ書ける」ことはかなり重要です。iOS11のインスタントメモには敵わないかもしれませんが、Notabilityの起動は爆速で、iCloudでの同期も非常に早いのが特徴です。
Macとの親和性
サードパーティのアプリが純正アプリと比べて貧弱になりがちなのがこれです。NotabilityはMacアプリが提供されており、iCloudで特に特別な設定をすることなく全てのノートがすぐに同期されます。僕は議事録のような情報量が多くなるものに関してはMacでメモを取りたいのですが、iOSと同じ環境で実現できるのはかなり心強いです。リスト箇条書きなどのフォーマットをショートカットでON/OFFできるのも気が利いています。実は、純正メモアプリはショートカットでの箇条書きはデフォルトではできません…
簡単にまとめると以下のような感じでしょうか。
でもインスタントメモ使いたい
Notabilityがメインメモとして最適なのはわかりましたが、でもやっぱりiOS11のインスタントメモ使いたい。。妥協策としては、
本当に急いで書き始めたい時だけインスタントメモで手書きメモする→共有メニューからNotabilityへ共有→JPEG画像としてNotabilityに挿入される
のような使い方しかなさそうです。
インスタントメモってiPadが何百倍も魅力的になる機能ですし、サードパーティからも使えるようになるといいなと思いました。とりあえずしばらくはNotabilityがメインのメモアプリになりそうです。
関連記事↓